ChatGPTを使ってみたものの、「答えがざっくりしすぎる」「自分がほしかった内容と少し違う」と感じたことはありませんか。
実は、特別な知識や長い指示文は必要ありません。質問に少し情報を足すだけで、答えはぐっと自分向けになります。
前回の記事では、ChatGPT初心者が最初に試しやすい使い方を3つ紹介しました。今回はその続きとして、思い通りの答えをもらいやすくする質問のコツを3つにしぼって紹介します。
まだ前回の記事を読んでいない方は、先にChatGPT初心者が最初に覚えるべき使い方3つから読むと、使う場面をイメージしやすくなります。
ChatGPTの答えがしっくりこない理由
ChatGPTは、書かれている内容をもとに答えを考えます。そのため、質問が短すぎると、どんな状況で、誰に向けて、どのくらいの答えがほしいのかを判断しにくくなります。
たとえば「副業について教えて」とだけ聞くよりも、「平日1時間ほどしか使えない会社員が、初心者でも始めやすい副業を3つ教えて」と聞くほうが、今の自分に近い答えになりやすいです。
やどまるのひとこと
ChatGPTにうまく聞けない日は、質問が下手なのではなく、材料がまだ足りないだけかもしれません。ひとこと足して、会話しながら整えていけば大丈夫です。

1. 最初に「してほしいこと」を書く
まずは、ChatGPTに何をしてほしいのかを最初に書きます。「考えて」「要約して」「下書きを作って」など、お願いしたい作業をはっきり伝えるのがコツです。
改善前の質問
副業について教えて
改善後の質問
副業を始めたい初心者向けに、最初に取り組みやすい方法を3つ教えてください。
「教えて」だけでも答えてくれますが、何を、どんな形で知りたいのかまで書くと、答えを使いやすくなります。
- 文章の下書きを作ってほしい
- 長い文章を短く要約してほしい
- 選択肢を3つ出してほしい
- 優先順位を整理してほしい
2. 自分の状況や、読む相手をひとこと足す
次に、自分が置かれている状況や、文章を読む相手を伝えます。これだけで、一般的な答えから自分向けの答えへ近づきます。
改善前の質問
お礼メールを書いてください。
改善後の質問
仕事でお世話になった取引先へ送るお礼メールの下書きを作ってください。かたすぎない、やさしい印象にしてください。
足しやすい情報は、次のようなものです。全部を書こうとしなくて大丈夫です。思いつくものを1つか2つ足すだけでも変わります。
- 自分の立場: 会社員、初心者、子育て中など
- 使う場面: 仕事、家族への連絡、ブログ作成など
- 相手: お客様、上司、友人、初心者など
- 条件: 平日1時間、予算3,000円以内など
やどまるのひとこと
「自分はどんな場面で困っているんだろう」と考えると、質問に足す言葉が見つかります。まずは、今の状況をそのまま一文にしてみるのがおすすめです。
3. 答えの長さや雰囲気を指定する
最後に、答えの長さや雰囲気、見せ方を指定します。「短く」「やさしく」「箇条書きで」といった一言を添えるだけで、読み返しやすい答えになります。
改善前の質問
会議メモを要約してください。
改善後の質問
次の会議メモを、忙しい人がすぐ確認できるように、決まったこと・次にやること・確認が必要なことの3つに分けて、箇条書きで要約してください。
よく使う指定は、次のとおりです。
- 3つのポイントに分けてください
- 200文字くらいでまとめてください
- 初心者にもわかる言葉で説明してください
- 箇条書きにしてください
- やさしい印象の文章にしてください
そのまま使える質問テンプレート3つ
迷ったときは、次の形をそのまま使ってみてください。かっこの中だけ、自分の状況に合わせて変えれば大丈夫です。

文章を作りたいとき
[相手]に送る[文章の種類]の下書きを作ってください。[伝えたいこと]を入れて、[雰囲気]な文章にしてください。
情報を整理したいとき
次の文章を、[読む人]にもわかるように、[数]つのポイントで要約してください。特に[知りたいこと]を中心にしてください。
考えを整理したいとき
私は[今の状況]で迷っています。無理なく始められる選択肢を[数]つ出して、それぞれの良い点と注意点をやさしく教えてください。
一度で完璧を目指さず、会話しながら整えよう
最初の答えが少し違っていても、失敗ではありません。「もう少し短くしてください」「具体例を増やしてください」「もっとやさしい言葉にしてください」と続けて聞けば、少しずつ答えを整えられます。
やどまる的には、最初から完璧な質問を作ろうとするより、思いついたことを聞いて、返ってきた答えにひとこと足していくほうが続けやすいと感じます。ChatGPTは、正解を一度で出してもらう道具というより、一緒に考えを整理する相棒です。
まずは今日、よく使う言葉や迷っていることを1つ選び、「誰に向けて」「どんな形で」を一言足して聞いてみてください。小さな違いですが、返ってくる答えの使いやすさが変わってきます。